ダナンで日本の商品(食料品など)を買うにはどうすればいいのか?

ダナン生活

ダナンで生活するときの心配要素の一つとして、「日本の商品はダナンでも購入できるのか?」ということ。

これからダナンで暮らそうと考えている人は、たぶん少なからずそういう不安があると思います。

私が日本からダナンへ引っ越す前も「日本のお菓子とか調味料とかダナンでも買えるかな?」と、特に食料品について心配していました。

生活用品については、不便でも現地のものを我慢して使えるけど、食品に関しては合わないとそれだけでストレスになりますもんね…

私がダナンに来た2011年末頃は、日本の商品を扱うスーパーもなく、日本食材卸売業者でも個人が手に入るものは、「醤油・みりん・カレー粉・そば・うどん」などで品数も少なく、日本の商品は購入できないに等しかったです。それから、2018年頃から少しずつ日本の商品を取り扱うスーパーが増えてきた感じです。

現在は、日本の商品の一部をダナンでも買える

2019年の現在は、日本の食料品(調味料など)に関しては特に不便なく代表的な商品が購入できます。ただし、ホーチミン市やハノイ市のように品揃えは多くありません。ダナンにAEONができれば一気に便利になるのですが、今の所ダナンにAEONができる予定はないそうです。

ダナンで買える日本の調味料例

  • 醤油
  • みりん
  • 味噌
  • 各種出汁の素
  • 鰹節
  • タレ、つゆ類
  • 料理酒
  • 唐辛子、ラー油
  • ケチャップ
  • マヨネーズ
  • 胡椒、砂糖、塩
  • 各種ソース

ダナンで買える日本の食料品例

  • カレー粉、シチューの素、ハヤシライス
  • 各レトルト食品
  • そば、うどん、パスタなど
  • カップ麺、カップ焼きそば
  • 冷凍納豆、豆腐
  • 焼き海苔、とろろ昆布、あおさ、わかめ
  • 油揚げ、なると、厚揚げ
  • おでんの具
  • サーモンやいくらなどの冷凍食品
  • お菓子、アイス、缶コーヒーなどの飲料品
  • 各種缶詰
  • 日本のお米

最低限生活する分には困らないくらいの食料品なら、ダナンでも購入できます。生活用品については、100円ショップで売っているような物の一部が少しだけ買えます。

ダナンのどこで日本の商品を買えるのか

個人でやっているような小さい店舗もいくつかありますが、大きいところで2件紹介しておきます。

Joly Mart

Joly martダナン

joly martは、輸入商品を扱う総合スーパーです。

ダナンは、韓国人在住者が多いせいか、韓国商品が多く陳列されていますが、日本の商品も購入できます。現地のベトナム人にも人気なのは、日本の化粧品や洗顔料などです。

ジャムや蜂蜜、豆乳、シリアルなどは欧米から輸入されたものが多いです。また、オーストラリアから輸入されたオレンジやぶどう等の果物も高いですが美味しかったです。

日本のお菓子やカップ麺が売られているので、私も定期的に利用しています。


名称: Joly Mart(ジョリーマート)
住所: 31 Yen Bai, Hai Chau, Da Nang
営業時間: 7時~22時

AKURUHI SUPERMARKET

Akuruhiダナン

アクルヒ スーパーは、日本食材を専門で扱う卸売業者ですが、個人でも利用できます。ダナンだけではなく、ハノイ市、ホーチミン市にもあり、飲食店を経営している方なら知らない人はいないくらいの認知度の高さです。

ここでは、各種調味料の他に、日本のお酒や清涼飲料水、アイス含めた冷凍食品、調味料など一通り揃います。

食料品以外では、歯磨き粉やハンドソープ、ワックス、ひげ剃り、食器、調理用品などもあります。

ただ、スタッフの質はよくありません。賞品管理も丁寧にされていないようで賞味期限切れの商品もたまに見かけるので、購入する際は賞味期限や商品状態の確認とサービスに期待しないことです。

ちなみに、日本食材専門店でもスタッフは日本語を話せるわけではないので、何かスタッフとやり取りをする際は英語かベトナム語です。

名称: AKURUHI Supermarket(アクルヒスーパーマーケット)
住所: 86 Lê Lợi, Thạch Thang, Hải Châu, Da Nang
営業時間: 8時半~21時

日本の商品はいくらするのか?

価格については、日本で売られている価格の2倍~4倍します。

商品によって価格は異なりますが、例えば、アイスのガリガリ君は、日本では70円ですが、ダナンで買うと日本円換算で200円近くします。

カップ麺も、日本で150円くらいのものが、ダナンでは400円近くします。

また、同じ商品でもハノイ市やホーチミン市で販売されている価格よりも100円~300円高い商品もあります。ダナンまでの輸送代がかかるので仕方ないです…

海外で買う日本の商品は、高級品です。特にベトナムは関税がかかりますから、その分が商品価格に上乗せされているので、販売価格は自然と高くなってしまいます。

カップ麺に400円(8万ドン)も払うなら、日本食屋さん行って700円(14万ドン)くらいのラーメン食べたほうが満足度は高いです。

 

今の時代は、Grab FoodやShopee Foodなどのアプリから、いろんな飲食店から簡単にデリバリーを頼めますから、高い日本食材や調味料にお金払うなら、デリバリーで頼んだ方が安く済む場合も結構あります。

ダナンで売っていない日本の商品を購入するには?

食料品や一部の生活用品がダナンでも買えることが分かりましたが、それでもダナンでも売っていない物があったりします。

例えば、日本のサランラップやアルミホイル、医薬品、お気に入りのプロテインや化粧品、デジタルグッツなどです。

ここで誰もが思いつくだろうことは、「ベトナムから日本のAmazonや楽天で購入して海外発送できないのか?」ということ。

これらは、条件付きで海外発送できます。

ベトナムから日本のAmazonや楽天などのネットショップで購入して海外発送する方法

オンラインショップから直接海外発送は難しい

結論を先に言うと、Amazonや楽天からの直接海外発送は、ほとんどの商品で出来ません。実際に私が色々な方法で日本からベトナムへ商品発送する方法を試した経験談です。

Amazonや楽天は、一部の商品が海外発送に対応と公式サイトでも案内されていますし、海外発送対応の商品だけを絞り込み検索することもできます。

しかし、「海外発送対応」で検索した商品でも、いざカゴに入れて注文しようとすると「ご指定の住所、店舗にお届けできない商品、またはご指定の配送オプションでお届けできない商品が含まれています。」とエラー表示になり、海外へ直接発送ができない商品がほとんどです。

色々試した結果、書籍なら海外発送対応ができるけど、その他の商品はエラー表示されてしまいます。

海外転送代行サービスを利用する

オンラインショップから直接海外発送は対応していない商品がほとんどなので、海外転送代行サービスを利用する方法が一番簡単で便利です。

海外転送代行サービスとは、代行業者の倉庫宛に商品を届け、倉庫でまとめて梱包し直し、指定の海外の住所宛に送付してくれる転送サービスです。

海外転送代行サービス

色々な転送代行サービス業者がありますが、私が昔から使っているのは「転送コム」という転送業者です。転送コムの親会社はBEENOSという企業で、東京証券取引所マザーズへ上場(証券コード3328)もしているので安心です。

転送コムに会員登録すると、自分用の住所(倉庫番号)が発行されるので、ネットショップでの商品の配送先にその発行された自分専用の住所(倉庫番号)を指定して自分の名義で配送してもらうようにします。

そうすると、転送コムの会員ページから届いた商品が1営業日以降に反映されるようになるので、別々に届いた商品をまとめて梱包してもらい、一つのダンボールで海外に配送する指定をして発送してもらいます。

転送費用については、重量によって異なります。転送費用自体はそこま高いものではありませんが、EMSの発送費用と合わせると、海外発送でトータル1万円前後くらいになってしまうこともあります。

関税に注意

商品を海外発送する際には、ベトナムは商品によって関税が10%~かかります。

今まで何度も日本からベトナムへ転送サービスを使って商品を海外発送したことがありますが、本当にベトナムは税関が厳しいです(特にハノイ税関)。

しかも、商品の値段だけの10%ではなく、海外発送費用(EMS)分の費用含めた10%~で取られます。(税関職員がぼったくってるだけかもしれませんが)

高級品に分類されるほど、関税が高い印象です。カテゴリ毎の関税額は調べてないので分かりませんが、5万円前後の商品に毎回だいたい1万円(200万ドン)くらい取られます。

ギフトや試供品は関税がかからない?

「ギフト」や「試供品」の商品なら、関税はかからないと聞いたこともありますが、たぶんチェックする税関職員によって基準が曖昧で、ほとんどの場合は関税を取られます。

以前、プレゼントキャンペーンに当選してとある企業からモンブランの高級ボールペンを「ギフト」表示にして海外発送で送ってもらったのですが、関税で2万円(50%分)支払わされてプレゼントなのに逆にお金を払い、罰ゲーム受けた気分になったことがあります。。。

他にも1万円以内の商品なら、関税がかからないとも聞いたことがありますが、こちらも支払ったり支払わなかったりと曖昧です。

関税額の確認の連絡が来る

関税額については、ダナンであればハノイの税関職員から電話かメールで確認の連絡が来ます。「この商品を輸入するには、関税で○○ドン必要だ。承諾するなら商品を送る」といった内容です。英語かベトナム語で連絡が来ます。(日本語には対応していません)

なので、発送先の情報には、必ずベトナム国内で受信できるEメールアドレスと連絡が取れる電話番号を記載する必要があります。この情報をテキトーにしてしまうと、税関も配送者に連絡が取れず、商品が宙に浮いてしまう状態となります。英語もベトナム語もできないのなら、誰かベトナム人に手伝ってもらうしかありません。

私はダナンに来た2011年末~2012年にこの経験もしてて、注文から数週間しても商品が届かず、EMSで荷物の追跡を確認してみると、1週間以上もずっとハノイの税関で商品が止まっていた状態でした。

それから、ハノイの税関の電話番号を調べ、日本語通訳のスタッフにお願いして商品を無事取り寄せたことがあります。

尚、関税の支払いは、届けてくれるEMSのスタッフに直接支払います。

もし、関税の支払い拒否をした場合は、商品は届かず日本へ返送されることもないのでは?と思います。(ここは経験したことないので分かりません)

 

追記:ベトナム人の運営する転送サービス業者で、関税・輸送費込み1kg30万ドン等で日本から配送してくれる業者もあり、商品によってはこちらの方がお得です。

面倒な関税も払いたくないのなら、ベトナムのネットショップを活用する

日本のようなAmazonや楽天のようなレベルのネットショップサイトは、残念ながらベトナムにはまだありません。

しかし、シンガポール企業でアリババグループに経営権がある「Lazada(ラザダ)」がベトナムでも利用できます。

Lazada vietnamは、まだ商品数もそんなに多くなく、出品者が複数いるため、同じ商品がいくつも並ぶ状態び出品者により価格が異なるのが難点ではありますが、まずは、Lazadaで欲しい商品を探してみるというのも良いです。

ベトナム語表示でも、ChromeブラウザのGoogle翻訳拡張機能を入れておけば、自動的に画面全体を日本語に翻訳してくれますし、カテゴリから検索もしやすくなります。

例えば私の場合、キャットフードや日本のちゅーる(タイ生産)などをLazadaで買っていますし、USBケーブルや充電器などもLazadaで買ってます。日本から個人輸入するより断然安く簡単です。

Lazadaは、第三者の配送業者を使わず、Lazada独自の配送業者を持ち、注文から配送まで全てLazadaで完結するので、配送途中に配送スタッフが商品を紛失した、商品を落として壊したなんてことがあっても、責任を持って対応してくれます。こういうところは、Lazadaの評価が高いです。

その他、Tiki、Shopee等のネットショップも人気です。

日本へ一時帰国したときにダンボールに入れてダナンへ持ち帰る

日本の商品をダナンでも使いたいのなら、日本へ一時帰国したときに商品を買ってダンボールに詰めてダナンへ持ち帰るということもできます。

日本一時帰国で商品をダナンへ持ち帰る流れ

  1. Amazonや楽天でネット注文して実家へ送る
  2. 一時帰国したときに海外引越用のダンボールに商品を詰める
  3. ダンボールをヤマト運輸の空港宅急便で空港へ送る
  4. 空港で荷物を受取る
  5. チェックインで荷物を預ける
  6. ダナンで荷物検査を受ける(必要なら関税を支払う)
  7. ダナン持ち込み成功

2番目の海外引越用ダンボールというのは、通常のダンボールよりも分厚く頑丈にできている特殊ダンボールです。最初は普通のダンボールで運んでたのですが、空港で荷物を投げられますし運搬途中で雨に濡れたりするので、普通のダンボールだとすぐ穴が空いてしまいます。

そこで探して見つけたのが、海外引越用ダンボール。飛行機の預け荷物のサイズに収まりますし、万が一重量オーバー、飛行機も荷物をこれ以上載せられないという制限になったときでも、国際小包で対応しているサイズなので、空港のヤマト運輸などで海外発送手続きができるのも安心です。

5枚セットで3,710円のダンボールで高いんですけどね、今は必需品です。

 

ダナン国際空港での荷物検査は、スーツケースだけなら荷物検査なくスルーで外に出れますが、ダンボールがあると必ずX線の荷物検査を通る必要があります。中身はなんなのかよく聞かれますが、「自分用に使うため」と回答すれば、基本的に関税を払う必要ありません。(高額商品は、関税を支払う必要があります)

これを「商品を販売するため、会社やお店(事業)で使うため」と回答してしまうと関税を支払う必要がでてきてしまうので注意です。

 

以上、「ダナンで日本の商品(食料品など)を買うにはどうすればいいのか?」の私自身の経験談による回答でした。

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